ストーリー

古代ギリシア、紀元前1200年頃──。
他国を次々侵略して領土を広げ続けるティリンスのアンピトリュオン王(スコット・アドキンス)のやり方に、アルクメネ王妃(ロクサンヌ・マッキー)は嫌悪と怖れを抱いて神に救けを乞う。

すると女神ヘラが現われ、「お前は夫を裏切り、代わりに私の夫を受け入れ、この世に平和をもたらす救世主の息子を産む。
神々の王ゼウスの子を。子に何と名付けようと、私には“ヘラクレス(ヘラの贈り物という意味)”だ」
やがてアルクメネ王妃は男の子を出産し、王はアルケイデスと名づけるが、兄イピクレスと同等に扱うことは許さなかった。

それから20年後──。
勇敢で立派な青年に成長したアルケイデス(ケラン・ラッツ)とクレタ島の美しい姫ヘべ(ガイア・ワイス)は愛し合っていた。
しかし、ヘベ姫が王位継承の兄イピクレス(リアム・ギャリガン)との政略結婚が決まり、2人は引き裂かれてしまう。
2人は逃亡するが捕えられてしまい、アルケイデスは決して生還できない戦地エジプトに戦士らと共に送られることが決まった。
アルクメネ王妃は、出発前夜にアルケイデスに出生の秘密と、本当の名をヘラクレスだと告げた。

そして彼はヘベとの別れ際、収穫の満月の夜……結婚式を挙げるまでの3か月の間に必ず生還してみせると約束した。
戦地で戦士が次々と倒れる中、ヘラクレスは戦士ソティリス(リアム・マッキンタイア)と協力して九死に一生を得た。
だが2人は奴隷として海を渡り、各地にいる猛者と転戦する内に、ギリシアへ向かうことになった。

そこで自由の身になったヘラクレス=アルケイデスは、母が暴君アンピトリュオン王に殺されたことを知った。
果たして彼は、圧政から王国を解放し、義兄から恋人ヘベを奪い返し、ギリシアの英雄たちを超える救世主になれるのか……。